オール電化工事 給湯設備の選択

給湯に使うエネルギーは地域によっては、家庭内消費エネルギーの1/4程度にものぼります。
給湯で消費される家庭内のエネルギーを抑えることは、ランニングコスト全体の軽減に大きく貢献しますので、給湯設備の選択はとても重要です。 といっても、オール電化の給湯設備の選択肢として、お湯をつくる熱源を何に求めるかの選択は色々ありますが、設備自体は電気温水器とエコキュートしかありませんので、ユーザーにとっては二者択一と言うことになります。

これからの主流

電気温水器は単価の安い深夜電力を使って電気ヒーターが水をお湯に暖められてお湯が作られます。
いっぽうエコキュートは大気中の熱をヒートポンプ(熱のポンプ)によって回収し、その熱を圧縮させることでさらに高温の熱に変換させます。
この高温の熱を利用して水を80℃~90℃のお湯に沸かしていきます。

ところで、少し前に化石燃料の価格が高騰して、燃料調整費分が加算されて電気代が値上がりしたときがありましたが、こうした値上がりの影響をもろに受けたのは、蓄熱型のオール電化設備を搭載しているお宅なのです。
このときの経験が、業界全体で蓄熱型のオール電化設備から、ヒートポンプ型のオール電化設備に大きくシフトしていくきっかけになったことは間違いないでしょう。

もちろん、蓄熱型のオール電化機器には特有のメリットがありますので、これらがなくなってしまうことはありませんが、ヒートポンプの技術を応用した電化設備が、これからの主流になっていくことは間違いないでしょう。

前置きが長くなってしまいましたが、そんなことから今ならほとんどの業者がオール電化給湯設備としてエコキュートを勧めると思います。

エコキュート

価格の面ではエコキュートのほうが高いのですが、フルオートタイプの電気温水器ならエコキュートとの価格差はそれほどありません。
ランニングコストはエコキュートを導入したほうが確実に抑えられますので、20万円~15万円程度の価格差があったとしてもエコキュートを導入する価値は十分あると言えます。

なかには、外気から熱回収するエコキュートは寒冷地には適さないという意見もあるようですが、北東北や北海道の状況を見ていると、問題なくエコキュートは採用されています。
もちろん外気温度が下がると、エコキュートの熱効率が落ちることは間違いありませんが、そのことが原因で使い物にならないということもありませんし、ランニングコストがひどく上昇することもありません。

ただ、電気温水器はとても歴史のある給湯設備で、オール電化が誕生する前から存在していた商品ですが、エコキュートの歴史は10年前後ですので、実際にどれぐらいもつ機械なのかは分からないとも言えるのですね。

エアコンと違って、給湯設備ですから、一年中ヒートポンプ部分が休みなく稼動しています。
故障をおこした場合はヒートポンプ部分を全て入れ替えなければいけないケースもありますので、故障を起しにくい機種は避けて、アフターの点など安心出来るメーカーのものを導入する必要があります。

また寒冷地のエコキュート工事では、凍結防止ヒーターの工事に問題があって不具合を起すことがあります。
寒冷地エコキュートの凍結防止ヒーターはお湯側の配管と水側の配管で、別々の凍結防止ヒーターを巻いて施工する必要がありますが、エコキュートに不慣れな業者の場合、適切な工事が行われていないこともありますので注意してください。

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