電力会社以外の民間業者が、これまで電力会社が行ってきた電化工事の関連サービスを行うケースが増えてきていると述べましたが、それでも全体としては、オール電化工事の窓口として、電力会社の存在がまだまだ大きいというのが現状です。
また、オール電化の電気料金の特徴のひとつにマイコン割引(「通電制御型夜間蓄熱式機器割引額」)がありますので、電力会社が指定しているマイコン割引該当機器を積極的に利用して、ランニングコストに反映させていくことが、賢いオール電化システムの導入スタイルであることも間違いありません。
電力会社のオール電化推進業務を担当している方との関係は、ユーザーとの打ち合わせの段階から始まって、現場確認、お引き渡し時の取扱い説明まで、工務店の営業担当や現場監督にとって非常に心強いフォローをしてくれる頼れる存在です。
電力会社の担当者との仕事の一連の流れを見ていくとおおよそ以下のような感じです。
まず、工事元請け業者は、お客様と打ち合わせを繰り返して、おおよその平面図と立面図が描ける程度に住宅のプランを煮詰めていくと、電力会社のオール電化の関連部署に連絡して、設備プランの見積もりとランニングコストのシミュレーションを依頼します。
このとき、元請け業者は、平面図・立面図とともに該当物件の断熱仕様や窓の仕様なども電力会社の担当者に伝えます。
そして出来上がってきたプランの内容をお客様に確認していただき、修正をかけるところは修正していきます。
また図面もこの段階ではまだ変わっていく箇所もでてくるでしょうし、平面図などが大きく変わる場合は、設備の配置なども修正する必要がでてきますので、変更がでた場合は担当者に伝えて変更を確認してもらいます。
図面が確定して無事契約となると、いよいよ着工です。
着工後、現場がある程度進んだ段階で、電力会社のオール電化システムの担当者は、設備の納品・設置がスムーズに進むように大工さんや、現場監督と打ち合わせも行います。
そして引き渡し時には、納品した電気温水器や暖房器などの取扱い説明にも立ち会ってくれます。
なお、電力会社のオール電化担当はオール電化の取扱い説明の場数も多数行っていますので、お客様への説明は非常に上手な方が多いという印象があります。
また引き渡しが夏であれば、暖房機器の稼働時期にまたあらためて取説に来てくれるなど、対応の面でもマメで安心出来ます。
さらに、使用中にトラブルが起きた場合でも、早めの対応をしてくれるので、アフターの面でも信頼出来ます。
もちろん、元請けが行う現場見学会などのイベントのお手伝いや、IHを使った料理教室などでもよく活躍して協力的な姿勢を示してくれます。
業者にとって嬉しいのは、お客様に安心してもらえるような対応に徹してくれる点と、フレンドリーな対応です。
電力会社の担当者は非常に優秀な方が多いので、ほかに浮気したくなっても、なかなか踏み切れないところが、あえて言えば難点かも知れません。
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