新築であれリフォームであれ、オール電化仕様にするなら、まずベースとなる住宅の基本性能を見直すことを忘れず行っておく必要があります(ここでいう住宅の基本性能とは、断熱性と気密性のことになります)。
オール電化住宅にするには、給湯を電気温水器やエコキュートにして、調理コンロをIHクッキングヒーターに、そして冷暖房をエアコンや蓄熱式電気暖房器など(暖房設備の種類は数多くありますが)を導入して、これらの設備が使えるように電気配線工事を行えば完了します。
そのためオール電化工事とは、設備関係の設置工事とそれに付随した電気工事とも考えられるのですが、住宅自体の基本性能を中途半端にしてしまうと、ランニングコストが抑えられる、省エネ住宅とはほど遠いもオール電化住宅が出来上がってしまいます。
ですから、新築であれリフォームであれ、オール電化仕様にするなら、まずベースとなる住宅の基本性能を見直すことを忘れず行っておく必要があります(ここでいう住宅の基本性能とは、断熱性と気密性のことになります)。
断熱や気密が悪いと、住宅の温熱環境は外気の影響を受けやすくなりますので、オール電化といえども冷暖房コストがかかる高ランニング住宅となります。
寒冷地を例にあげると、暖房をいちばん使う1月から3月の電気代が、単月で見るといちばん高くなりますが、性能が悪くて常に暖房の設定を高くしていなければならないオール電化住宅の場合、この時期の電気代はさらに高くかかってしまいます。
また、暖房の設定を常にマックスにしていると、室内の空気環境が過乾燥となり、風邪に良くありません。
特に年配の方が同居している場合は、風邪をひきやすいとか治りにくいといったことも起こるので注意しなければなりません。
室内の湿度の理想は60%と言われているのですが、高い温度設定下の全室暖房の室内の湿度は、30%を切っていることも珍しくありません。
暖房設定を常に高くしなければならないような貧弱な性能の住宅にしないということは、私たちの健康のためにも必要なことなのです。
関東以西のオール電化住宅の冷暖房設備には、エアコンが使われることが多いと思います。
エアコンを冷暖房設備として導入する場合も、工事業者の営業マンから、フル暖エアコンなどを常時運転するように説明を受けることもあると思いますが、冷暖房の常時運転とは、低い温度設定で運転しても寒くなく(または、夏場であれば涼しく)過ごせるだけの断熱性能と気密性能が確保できていることが前提になります。
高い設定での常時運転は、電気代も高くついてしまいますし(オール電化の電気契約の場合、日中の電気代が割高になる契約をしている場合がほとんどなので、エアコンの使い方には注意が必要)、エアコンであっても過乾燥にも陥ります。
特にオール電化リフォームの場合は、断熱工事や気密工事にまで、十分予算配分していないこともあると思いますが、オール電化住宅にする目的がランニングコストの軽減を考えてのことであるなら、まず住宅の基本性能から見直してみるということを忘れないようにしてください。
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